COOP SAPPORO コンシェルジュ

暮らしお役立ち情報 No.49

[サービスコード/P00210-00001]
車と同じくらい危険!? 自転車ルールを再確認して安全に
暮らしお役立ち情報 No.49

自転車は幼児から高齢者まで幅広い世代が利用する便利な乗り物です。しかし、ルールを無視した危険な運転による交通事故も発生しています。ここでは、自転車を安全に利用するために皆さんに守っていただきたいルールをご紹介します。

ここが危ない!自転車の交通事故~自転車関連事故の特徴~

■自転車の交通事故は、全交通事故の約2割

警察庁の統計によると、令和3年中の自転車が第1当事者または第2当事者となった交通事故(自転車関連事故)は69,694件で前年より2,021件増加しました。自転車関連事故の件数は減少傾向にありますが、全交通事故に占める割合は、約20%前後で横ばい傾向が続いており、令和3年は構成比が前年よりも増加しました。

■事故で亡くなった人の約8割、けがをした人の約6割がルール違反
警察庁の統計によると、令和3年中における自転車乗用中の交通事故による死者の76.0%、負傷者の63.2%は、自転車側にも何らかの法令違反が認められています。

■約8割が自動車との事故。その半分以上が出会い頭衝突による交通事故

令和3年中における自転車関連事故の79.1%が自動車との交通事故で、そのうち53.0%が出会い頭衝突による交通事故です。全ての交通事故における出会い頭衝突によるものの割合が25.9%であることと比較すると、非常に多くなっています。

■自転車と歩行者の交通事故と自転車単独事故について
自転車と歩行者の交通事故は、平成29年以降増加傾向となっており、令和2年は減少しましたが、令和3年には再び増加しました。自転車単独事故については、平成29年から増加が続いています。

守ろう!自転車安全利用五則

その一.「自転車は、車道が原則、歩道は例外」
自転車は車道が原則です。自転車道があるときは自転車道を通行しなければなりません。
以下の例外を除きます。
(1)道路標識や道路標示で指定された場合
(2)運転者が13歳未満の子ども、70歳以上の高齢者、身体の不自由な方の場合
(3)車道や交通の状況からみてもやむを得ない場合

その二.「車道は左側を通行」
自転車の右側通行は禁止されています。

その三.「歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行」
歩道は歩行者優先です。自転車が歩道を通行するときは、車道寄りの部分を徐行しなければなりません。また、歩行者の通行を妨げるような場合は、一時停止しなければなりません。
自転車のベルを鳴らして歩行者に道を空けさせたり、スピードを落とさずに歩行者を追い越したりするのはルール違反です。

その四.「安全ルールを守る」
夜間はライトを点灯しなければなりません。
ライトをつけていない自転車は、相手側から発見されにくく危険ですので、ライトを点灯させましょう。
飲酒運転も禁止されています。

その五.「子どもはヘルメットを着用」
幼児を同乗中に事故に遭った場合、約3割が頭部を損傷しています。13歳未満の子どもが自転車を運転するときや、幼児を幼児用座席に乗せて運転するときは、確実に乗車用ヘルメットを子どもに着用させましょう。

こんな運転もやめましょう

・スマートフォン・携帯電話を使いながらの運転
・傘さし運転
・イヤホンやヘッドホンで音楽などを聴きながらの運転

 

 

編集(転載作業) チームコンシェルジュ
(取材協力:警察庁 文責:政府広報オンライン)