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暮らしお役立ち情報 No.53

[サービスコード/P00215-00001]
9月1日は防災の日。防災への備えを見直す日にしませんか。
暮らしお役立ち情報 No.53

2022年の防災週間は、8月30日(火)~9月5日(月)。
日頃から防災対策をしておくことで、被害を少なくすることができます。日常的な防災対策がなかなか難しい方も、防災週間をきっかけに備えを見直してみませんか。
防災対策で大切なことは、自分の身の安全を守るために一人一人が取り組む「自助」。そのポイントを紹介します。

1.防災対策で重要な「自助」とは?

災害による被害をできるだけ少なくするためには、一人一人が自ら取り組む「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」、国や地方公共団体などが取り組む「公助」が重要だと言われています。その中でも基本となるのは「自助」、自らの命は自らが守る意識を持ち、一人一人が自分の身の安全を守ることです。特に災害が発生したときは、まず、自分が無事であることが最も重要です。「自助」に取り組むためには、まず、災害に備え、自分の家の安全対策をしておくとともに、家の外において地震や津波などに遭遇したときの、身の安全の守り方を知っておくことが必要です。また、身の安全を確保し、生き延びていくためには、水や食料などの備えをしておくことも必要です。

2.家の中の安全対策のポイントは?

阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは、多くの方が倒れてきた家具の下敷きになって亡くなったり、大けがをしたりしました。大地震が発生したときには、「家具は必ず倒れるもの」と考えて、防災対策を講じておく必要があります。
家具は転倒したりしないように、壁に固定するなどの対策をしておきましょう。また、家具のほかにも、窓ガラスやペンダント式の照明、テレビ、電子レンジ・オーブンなど、家の中には凶器になるものがたくさんあります。地震の発生時、それぞれの部屋にどのような危険があるのかを考えて、対策をしておきましょう。

3.地震が発生したときに身を守るには?

【家の中では】
座布団などで頭を保護し、大きな家具から離れ、丈夫な机の下などに隠れる。あわてて外へ飛び出さない。

【商業施設などでは】
施設の誘導係員の指示に従う。頭を保護し、揺れに備えて身構える。あわてて出口・階段などに殺到しない。

【エレベーターでは】
最寄りの階で停止させ、速やかにエレベーターから降りるようにする。

【街にいるときは】
ブロック塀や自動販売機など倒れてきそうなものから離れる。看板、割れた窓ガラスの破片が落下することがあるので建物の周囲から急いで離れる。

4.ライフラインの停止や避難への備えは?

大災害が発生したときには、電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まってしまう可能性があります。ライフラインが止まっても自力で生活できるよう、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大事です。

また、感染症が収束しない中、市町村が指定する避難場所、避難所が変更・増設されている可能性があります。災害時には市町村ホームページ等で確認しましょう。

 

●災害時に備えた備蓄品の例
・飲料水…一人1日3リットルを目安に、3日分を用意
・食品…ご飯(アルファ米など一人5食分を用意)、ビスケット、・板チョコ、乾パンなど、

    一人最低3日分の食料を備蓄しておきましょう。
・下着、衣類
・トイレットペーパー、ティッシュペーパーなど
・マッチ、ろうそく
・カセットこんろ

※飲料水とは別に、物を洗ったり、トイレを流したりするための水も必要です。日頃から水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつもはっておくなどの備えをしておきましょう。


●非常持ち出し品の例
(資料:消防庁「わたしの防災サバイバル手帳」ほか)
・飲料水
・食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど)
・貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
・救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
・ヘルメット、防災ずきん
・マスク
・軍手
・懐中電灯
・衣類
・下着
・毛布、タオル
・携帯ラジオ、予備電池
・使い捨てカイロ
・ウェットティッシュ
・洗面用具

●感染症対策に使用する衛生用品の例
・マスク
・手指消毒用アルコール
・せっけん、ハンドソープ
・ウェットティッシュ
・体温計

5.安否情報の確認方法を家族で決めておく

家族がそれぞれ別々の場所にいるときに、災害が発生したときには、お互いの安否を確認できるように、日頃から安否確認の方法や集合場所などを家族で話し合っておきましょう。
安否確認には、「災害用伝言ダイヤル(171)」、携帯電話のインターネットサービスを利用した「災害用伝言板」などのサービスを利用しましょう。

災害用伝言ダイヤル・災害伝言板は、防災週間(8月30日~9月5日)の期間中は体験利用が可能です。この機会にぜひ体験利用してみてください。

※防災週間期間中のほか、毎月1日と15日、1月1日~3日、防災とボランティア週間(1月15日~21日)も体験利用が可能です。


編集(転載作業) チームコンシェルジュ
(取材協力:内閣府 文責:政府広報オンライン)