COOP SAPPORO コンシェルジュ

暮らしお役立ち情報 No.56

[サービスコード/P00219-00001]
この冬の電気代値上げ対策に。部屋別に省エネポイントをご紹介!
暮らしお役立ち情報 No.56

値上がりの原因は自分ではどうすることもできませんが、高すぎる電気代は何とかしたいですよね。そのためには使用料を抑えることが必要です。便利さや快適さをなるべく維持したままで、日々の生活の中でできる節電方法を紹介します。

1.リビングルームでの省エネ

冬のエアコンを含む暖房の電力使用量は、家庭の電力使用量の約3割を占めるといいます。そこで、まずはエアコンの使い方を工夫することで節電の効果が期待できます。
また、冬の暖房時に、家の中の熱の約6割は窓などの開口部から逃げるとされています。厚手で丈の長いカーテンを使用する、断熱シート・フィルムを貼る、二重窓を設置するなどの対策をし、せっかく暖めた熱を逃がさないようにしましょう。ただし、石油ストーブを使用するときは、定期的に換気をしてください。換気が不十分だと、酸素が不足して不完全燃焼となり、一酸化炭素濃度が上昇し中毒になるおそれがあります。

 


■暖房器具(エアコン、ガスヒーター、床暖房、こたつ)

・エアコンの設定温度は20℃を目安に設定する
・部屋の温度調節は頻繁にスイッチの入切を避けてエアコンの自動調節機能を使う
・エアコンの風向き(吹き出し角度)を水平に対して60°以上の下向きにし、暖かい空気を下方へ届ける
・エアコンの風向きを水平に対して、吹き出し角度が下向きの60°以下の場合は温風が舞い上がってしまう。同じく60°以上の場合は温風が足元までしっかり届く。

・エアコンの左右フラップを調整して、部屋の中で多く過ごす場所に風向きをかえる
・エアコンのフィルターは月に1から2度掃除をする
・サーキュレーターなどを併用し、暖まった空気を循環させる
・ガスファンヒーターは、冷気が入りやすい窓の近くに設置する
・断熱マットなどを敷いて、床に熱を逃がさない
・昼間はカーテンを開けて太陽光を部屋に取り込み、夜は厚手のカーテンで保温効果を高める
・カーペットや床暖房など分割して暖める機能があるものは、人のいない部分を暖めない
・床暖房は、就寝や外出の約30分前にスイッチを切る
・やかんや鍋料理などで湿度を上げる。湿度が上がると体感温度が上昇します。
・ストーブやエアコンなどと併用する場合は、こたつの設定温度を控えめにする
・上半身は1枚多く着込む

2.キッチンでの省エネ

キッチンは、冷蔵庫をはじめとして、電子レンジ、こんろ、給湯器など、様々な調理家電やガス機器があり、多くのエネルギーを使う場所です。普段の使い方を見直して、できるところから省エネを実践しましょう。

 


■冷蔵庫

・冷蔵庫は壁から適切な間隔を空けて設置する
・冷蔵庫は冷やしすぎないようにする。(「強」→「中」)
・熱いものは冷ましてから入れる
・冷蔵庫内に物を詰め込みすぎない
・常温で保存できるものは冷蔵庫に入れない
・開閉回数・時間を少なくする

 

■調理・食器洗い

・鍋の水滴をふき取ってからコンロにかける
・炎が鍋底からはみ出ないようにする
・炊飯器の長時間保温をしない
・洗いものは、ため洗いにする
・食器を洗う時は低温にする

3.風呂・トイレ・洗面所での省エネ

体を洗うときにシャワーを流しっぱなしにする、暖房付きの便座のふたを閉めないなど、いつも無意識にやっていることはありませんか。そうした習慣を変えるだけで省エネにつながります。

 

■風呂・シャワー・洗面所

・こまめにシャワーを止める
・節水型のシャワーヘッドに変える
・お風呂は間隔をあけずに入り、追い焚き回数を減らす
・お風呂は次の人が入るまで1時間以上空くときは保温機能をオフにして、次に使うタイミングで追い炊きする
・浴槽のふたは必ず閉める
・ドライヤーを使うときは、先にタオルでしっかり髪の水分をふき取る
・ドライヤーである程度乾いたら冷風に切り替える

 

■トイレ

・暖房付きの便座はふたを閉める
・便座や温水の設定温度は季節に合わせてこまめに調節する
・自動的に便座温度と温水温度を下げて節電する省エネ機能を利用する


編集(転載作業) チームコンシェルジュ
(取材協力 資源エネルギー庁  文責 政府広報オンライン)