COOP SAPPORO コンシェルジュ

暮らしお役立ち情報 No.64

[サービスコード/P00237-00001]
食材を賢く保存して、「食べきる」「使いきる」を習慣化しよう
暮らしお役立ち情報 No.64

日本の食品ロス量は年間600万トン超。毎日、大型トラック約1,700台分もの食品ロスが発生しています。
その半分が家庭から出ていることにも驚きです。
食欲の秋を控えた今、一人ひとりが気を付けて食品を食べきることを習慣化し、秋の恵みをおいしくいただきましょう。

使いきるには「保存」が基本。

使いきれる分だけを買い物しようと心がけていても、買い物に行った際に、思いがけず特価になった食材を目にしたらついつい買ってしまいますよね。
物価高の今ならなおさらです。
しかし、節約目的で購入したものも使いきれず捨ててしまってはまったく意味がありません。
まずは、保存の知識を身に付けて上手に調理し、食べきることを習慣化していきましょう。

使いきるまで、状態良く保存しましょう。

買ってきたら(もらったら)、なんとなく冷蔵庫に入れていては、使い忘れが起きる原因に。まずすぐに使う食材なのかを判断して、どこにどうやって保存するかを決めることが大切です。
めんどうでも、買い物から帰ってきたら早めに保存することを心がけましょう。

・買ったら(もらったら)すぐに下処理しよう
・新鮮なうちに冷凍して、解凍後もすぐ調理しよう
・使うときのことを考えて保存の仕方を考えよう
・冷凍できる食品を知ろう

冷凍保存をマスターして、保存上手に。

■肉と魚の冷凍・解凍方法
①トレーから出して、使う分ごとにラップで包んだり、フリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。
②霜がつかないように空気を抜いて、薄く平らにします。
③アルミのトレーに載せたり、アルミホイルで包むと、熱が伝わりやすいので、早く凍ります。
④室温で解凍させると菌が繁殖しやすくなるので、冷蔵庫に入れてゆっくりと解凍しましょう。

※短時間で解凍したい場合は、フリーザーバッグのまま流水に当てて解凍する方法や、電子レンジの「解凍」機能を使う方法があります。ドリップが出てしまうことがあるので、状態を確認しながら解凍しましょう。

■きのこも冷凍して保存
しめじ・しいたけなどのきのこ類は、水で洗わずに、根元を切り落として食べやすい大きさカットし冷凍庫へ。調理するときは、冷凍のまま調理しましょう。

■葉物野菜は生のまま冷凍可
小松菜・ほうれん草などは使いやすい大きさに切り、冷凍庫へ。冷凍するとシャキッとした食感を楽しむ料理には不向きなので、味噌汁やなべ物に。

■少量の薬味は冷凍がおすすめ
長ネギは水分が多いので、キッチンペーパーを1枚入れて霜を予防し冷凍。しょうがやにんにくは使いやすい大きさにカットして冷凍すれば、そのまますりおろして使えます。

■レモンもまるごと冷凍できる
まるごとまたは使いやすく輪切りやくし形切りにして、ひとつずつラップでくるみ、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。冷凍すると皮の苦みが出にくいので、飲み物や料理に使えます。

■トマトもまるごと冷凍できる
加熱調理するなら冷凍がおすすめ。丸ごと冷凍したトマトを水につけるだけで皮むきができます。熟しすぎて柔らかくなったトマトも、半分凍らせると、すりおろしや細かく刻むこともできます。

■すぐに食べないパンも冷凍
ひとつずつラップやアルミホイルにくるんでフリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。自然解凍するとふんわりと焼けるのでおすすめです。凍ったままトースターで焼いてもOK。

上手に保存して、上手に使い切れば、廃棄する食品を減らすことは必ず減っていきます。
家庭からどんな食品ロスが出てしまっているかを見直し、それを繰り返さないよう工夫することが重要です。自分に合った削減方法を探してみてください。
これからも楽しんでお買い物、お片付け、料理をしましょう。

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編集:(転載作業) チームコンシェルジュ
出典:「食品ロス削減マニュアル」(消費者庁)