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暮らしお役立ち情報 No.68

[サービスコード/P00241-00001]
最近よく聞くキャッシュレス決済や〇〇ペイ。 それって何?の疑問を解消!
暮らしお役立ち情報 No.68

文字通り、キャッシュ(現金)を使わずに、買い物代金を支払う方法です。
クレジットカードは比較的なじみのある方が多いと思いますが、コマーシャルでもよく目にする「〇〇ペイ」は使ったことがない方もまだまだいるかと思います。
その仕組みとメリット・デメリットを理解して、普段の生活に取り入れてみましょう。

キャッシュレス決済とは

現金を使わずに支払いを行えるキャッシュレス決済には、「前払い(プリペイド)」「即時払い(デビット)」「後払い(ポストペイ)」と大きく3種類の支払方法があります。
また、電子マネー、プリペイドカード、デビットカード、クレジットカード、スマートフォン決済といった決済手段があり、自分のライフスタイルや支払場面などに合わせて選ぶことができます。

●クレジットカード
後払いのため、高額な買い物をするときにも便利です。利用額に応じてポイントがたまるカード会社も多くあります。
海外での利用時も、現地通貨への両替する必要なく決済できるので安心です。

●デビットカード
自分の銀行口座と連動させたカードを、お店の機械で読み取って支払う方法です。商品などの購入時に使用すると、即時に銀行の口座から代金が引き落とされます。

●電子マネー
前払いするチャージ式と、利用額がまとめてクレジットカードに請求される後払いのタイプがあります。
交通系ICカードも買い物に利用でき、端末にカードをかざすだけで簡単に決済できるので手軽です。

●QRコード決済
チャージする前払い式と、後払い式があります。
スマホに表示させたQRコードをかざしたり、バーコードを読み取ってもらうだけで簡単に決済できます。
PayPay、LINE Pay、d払いなどキャンペーンが多いのが特徴です。

いまキャッシュレス決済が増えています

          出典:経済産業省「2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました」

身近なところでは、クレジットカード、交通系電子マネーやQRコード決済などもキャッシュレス決済にあてはまります。近年、日本のキャッシュレス決済比率は右肩上がりで伸びており、令和4年(2022年)には36%、決済額は初めて100兆円を超えました。政府としても、令和7年(2025年)までにキャッシュレス決済比率を4割程度にすることを目指し、キャッシュレスの普及に取り組んでいます。

キャッシュレス決済のメリット

・現金を持ち歩かなくて良い
多額の現金を持ち歩く必要もなく、財布が小銭でいっぱいになることもありません。
ATMの利用頻度も少なくできますので、ATM手数料を節約することもできます。

・決済がスムーズ
支払いの際に、現金を数えたり、おつりをもらうことがなくなるので、手間や時間が削減されます。
また送金できるサービスを利用すれば、お金の移動や割り勘での支払いも簡単です。

・ポイントが貯められる
クレジット決済時やQRコード決済時に、現金では貯まらないポイントを獲得することができます。また、支払い金額に応じてキャッシュバックされるものもあります。

キャッシュレス決済のデメリット

・キャッシュレス決済に対応していないお店がある
利用できるお店が増えてはいるものの、まだキャッシュレス決済に対応していないところも多くあります。事前に利用できるか確認するとともに、最低限の現金を持ち歩くことをおすすめします。

・不正利用されるリスクがある
カードやスマホが盗難にあい、不正に利用される可能性があります。パスワードを強固なものにしたり、スマホのロック解除に生体認証を使用するなど、セキュリティ対策が不可欠です。

・端末の故障や災害時には利用できない可能性も
スマホの故障、また停電や端末に不具合が起きると、キャッシュレス決済が使えなくなる可能性があります。

 

現金を直接やり取りしないキャッシュレス決済は、支払いがスムーズになることを始め、おつりのやり取りもないため煩わしさがありません。最低限の現金を持ちながら、現金払いとキャッシュレス払いの使い分けを自分で工夫するなどして、うまく生活に取り入れていきましょう。


編集:チームコンシェルジュ
文責(一部):政府広報オンライン