暮らし
あなたもゲートキーパーに!大切な人の悩みに気づく、支える(その2)

食事量が減った、普段より疲れた顔をしている、ため息が目立つ、口数が減った・・・、
家族や仲間など身近な人が「いつもと違う」様子ということはありませんか?
周囲が気付かぬうちに一人で大きな悩みを抱えて、精神的に追い詰められ、最悪の場合は自ら命を絶ってしまうことも。
大切な人の命を守るために、「いつもと違う」様子に気づいたら、勇気を出して声をかけてみませんか?

4、「ゲートキーパー」になるには?

特別な資格は不要。その役割は「気づき」「傾聴」「つなぎ」「見守り」の4つ

ゲートキーパーの役割とは、心理、社会的問題や生活上の問題、健康上の問題を抱えている人など、自殺の危険を抱えた人々に気づき適切にかかわることですが、そのために必要となる特別な資格はありません。地域のかかりつけの医師や保健師などをはじめ、行政や関係機関などの相談窓口、民生委員・児童委員や保健推進委員、ボランティア、家族や同僚、友人といった様々な立場の人たちがゲートキーパーの役割を担うことが期待されています。各々の領域によって求められる役割は異なりますが、ポイントとなる主な要素は「気づき」「傾聴」「つなぎ」「見守り」です(下記参照)。

5、今、悩みを抱えている方へ

心身の不調を感じたり、不安があったりしたら、一人で抱えずにまずは相談を

眠れない、食欲が出ない、疲れがとれないなど、いつもと違う心身の不調を感じたり、学校や仕事、家族、健康のことなどで不安があったりしていませんか。
そのようなときは、決して一人だけで悩みを抱えず、まずは誰かに話してみてください。あなたの周りにいるたくさんの人が、あなたの支えになりたいと思っています。あなたが相談できる場所は全国各地にありますので、気軽にご連絡ください。

編集:チームコンシェルジュ

取材協力:厚生労働省 文責:内閣府政府広報室