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乳幼児のおもちゃを選ぶときは必ず確認!知っておきたい「子供PSCマーク」(その2)

こどもが遊ぶおもちゃが本当に安全なのか、心配になったことはないでしょうか。小さなこどものおもちゃによる事故は毎年のように発生しています。事故を未然に防ぐため、令和7年(2025年)12月25日から3歳未満の乳幼児向けのおもちゃの安全性を確保する新たな取組が始まります。おもちゃを買うときにチェックしたいポイントと、遊ぶときの注意点についてご紹介します。

3、事故が起きてしまったときは

速やかに医療機関へ

 

万が一のため、事故が起きた場合の対処法をあらかじめ知っておくことも大切です。こどもがおもちゃなどを誤って飲み込んでしまったときは、基本的に無理に吐かせることはせず、速やかに医療機関を受診しましょう。受診の際には誤飲した物と同じ物があれば、持参するとよいでしょう。のどに物を詰まらせた場合は、短時間で重篤化するおそれがあるため、直ちに救急車を呼ぶとともに、詰まった物を吐き出させることが重要です。

 

https://www.gov-online.go.jp/article/202408/entry-6450.html

 

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メーカーや販売店に事故の報告を

 

こどもの処置が落ち着いたら、メーカーのお客様相談窓口や、購入した販売店・インターネットモールのショップなどへ事故の状況について報告しましょう。「自分が目を離していたせい」などと考えて連絡しないケースもあるようですが、報告がなければ事故防止対策につながりません。事故がきちんと報告されることで、類似の事故を防ぐためのメーカーでの対策や、場合によっては製品の回収など、次の事故の未然防止につながります。メーカーや販売店の連絡先が分からないとき、又は連絡がつかないときはお近くの消費生活センターに連絡してください。

まとめ

こどもはおもちゃで遊ぶ中で多くのことを学び、成長しています。小さいおもちゃも、手先の発達を助けたり、好奇心を満たしたりしてくれます。それだけに、安全・安心で年齢に合ったおもちゃを選ぶことが大切です。「子供PSCマーク」や「STマーク」を確認し、対象年齢と使用上の注意を守って、こどもが安全に、楽しくおもちゃで遊べる環境をつくりましょう。

 

 

 

編集:チームコンシェルジュ

取材協力:経済産業省 文責:内閣府政府広報室