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「カワイイ!」だけで大丈夫?こども服は、安全性を考えて選びましょう(その2)

POINT
こどもの衣服に関係して、思いがけないこどもの事故が起きています。着ていた服のひもやリボン、フードなどがドアや家具、遊具にひっかかって、転倒したり宙吊りになったり……。外国では死亡例も報告されています。こどもが着る服を選ぶ際は、デザイン性や快適性のほかに、安全性もよく考えて選びましょう。安全に“絶対”はありませんが、より安全な服を選ぶためのポイントを紹介します。

2、安全性の高いこども服を選ぶには?

「この服は安全か」の意識を持つことです

 

大人がこども服を選ぶ際には、色や形などファッション面でのデザインや着心地、脱ぎ着のしやすさなどのほかに、安全性についても十分に考えて選びましょう。こどもがその服を着てどのような行動をするか――走ったり、跳びはねたり、勢いよくしゃがんだり、あるいは児童公園の遊具によじ登ったり駆け下りたりするかどうかなどを考え、その際に周囲の凹凸につまずいたり衣服がひっかかったりしないかどうか、想像してみましょう。
例えば、下図のような点について点検して、なるべく引っかかるリスクの低い服を選びましょう。

手持ちのこども服はどうすれば?

 

既に持っていたり、誰かから贈られたりしたこども服、又はリサイクルショップで売られている古着などに、上図のような不安な点があった場合は、次のような工夫を考えてみましょう。

  • ひもを抜くか切って短くする。
  • ひもを適度な長さで衣服に縫いつけ、周囲の突起物などにひっかかりにくいようにする。
  • ポンポンを切り取る。
  • こどもの体格に合った服を着せる。(サイズが大き過ぎると、周囲の突起物にひっかかったり、裾を踏んでしまったり、こどもが動きにくくなったりします。)

 

時と場合に応じた服を着せる

  • 児童公園で遊ぶ際など、こどもが激しく動くことが予想される場合は、あらかじめ、ひもやフードなどひっかかる可能性のある服を避ける。
  • こどもだけで遊ぶ場合など、大人の見守りがない場合は、あらかじめ、ひもやフードなどひっかかる可能性のある服を避ける。

 

3、こども服の安全基準はあるの?

こども服のひもの安全基準を定めたJISが制定されました

 

こども服のひもに起因する事故を防ぐため、平成27年(2015年)12月、こども服のひもの安全基準に関する「JIS L4129(よいふく)」が制定されました。JISとは日本工業規格のことで、メーカーにとってはお手本となる教本のようなものです。
JISに強制力はありませんが、関連事業者に対するこども服に関する一定の指針としての役割が期待されます。

 

このJIS L4129では、こども服のひもについて、年齢層別・身体部位別にひもの有無や長さなどについて示しており、概要は次のようになっています。

 

JIS L4129で定められた安全基準の例(13歳未満が着用するこども服が対象)

こんな場合は対象外です:

 

なお、次のような衣服は、ほとんどの場合、こどもの世話をする者の監督下で限定された期間着用されるため、JIS L4129の対象外とされます。

  • 民間儀式、宗教儀式又は祝祭で着用する祝賀衣料
    七五三の衣装など。
  • 専門のスポーツ衣料
    競泳用の水着など。

 

(注)いずれも普段着として一般に着用されたり、監督者がいない状態での着用が想定されるものは対象となる。

 

こども服のひもに関する国内統一の安全基準が定められたことにより、今後は今まで以上に安全性が考慮されたこども服が広がっていくことが期待されています。

 

ただし、こども服メーカーは非常に数が多く、日本全国全てのメーカーにこのJIS規格の情報が行き渡ってはいないかもしれません。また、JIS規格は任意の規格で強制力はないため、JIS規格制定後も、規格外の商品が生産、販売される場合もあります。販売店や製造元に確認することもできますので、皆さん一人ひとりが「この服は安全か」という意識を常に持ってこども服を選ぶようにしてください。

 

編集:チームコンシェルジュ(取材協力:経済産業省 文責:内閣府政府広報室)