COOP SAPPORO コンシェルジュ

暮らしお役立ち情報 No.4

[サービスコード/P00122-00003]
1-2.たばことがん
暮らしお役立ち情報 No.4

ここでは、がんに対して、たばこがどのような影響を及ぼすか説明します。(公開日:2018年9月20日)

1.がんを予防するためにはたばこを吸わないことが最も効果的

がんを予防するためには、たばこを吸わないことが最も効果的です。
2015年では、男性の喫煙率は30.1%で、女性は7.9%です。
現在たばこを吸っている人も、禁煙することによってがんになるリスクを下げることができます。
これまでの研究から、たばこが肺がんをはじめとするさまざまながんの原因となることが、科学的に明らかにされています。がんになった人のうち、男性で30%、女性で5%はたばこが原因だと考えられています。

図1 たばこを吸っている本人がなりやすいがんの種類(科学的に明らかなもの)

厚生労働省「喫煙と健康」喫煙の健康影響に関する検討会報告書(2016年)より作成

2.たばこを吸っているがん患者では別の新たながんが発生しやすい

たばこを吸っているがん患者では、別の新たながん(二次がん)が発生しやすいことが明らかになっています。また、がん患者がたばこを吸うと、がんの再発、治療効果の低下の悪影響もあると考えられています。

3.禁煙はすぐに、そして長期的な健康上のメリットがある

がんの発生や心臓の病気など、たばこによる悪影響は、禁煙することによって抑えることができます。禁煙によるメリットはすぐに効果があるばかりか、長期間持続し、病気を予防して、長生きすることができます。

4.たばこを吸っている人の周りの人も肺がんになりやすくなる

たばこを吸う本人以外がたばこの煙にさらされることを「受動喫煙(じゅどうきつえん)」と呼びます。世界中の研究結果から、受動喫煙も肺がんの原因となることが明らかとなっています。

次のページ

編集・脚本 チームコンシェルジュ

<掲載内容の情報源・根拠>
・国立がん研究センター
 がん情報サービス