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チームコンシェルジュ No.26

[サービスコード/P00161-00001]
熱中症は予防が大事!「高温注意情報」や「暑さ指数」の情報を活用し、十分な対策をとりましょう
チームコンシェルジュ No.26

熱中症の発症数が急増する7月は熱中症予防強化月間です。熱中症は気温が高いなどの環境下で、体温調節の機能がうまく働かず、体内に熱がこもってしまうことで起こります。小さな子どもや高齢者、病気の方などは特に熱中症になりやすく、重症になると死に至るおそれもあります。熱中症にならないために、環境省の「熱中症環境保健マニュアル」などを参考にして、十分な対策を行いましょう。

インデックス

1.熱中症の発症数が急増する7月は熱中症予防強化月間です!
2.熱中症の症状が現われたら、まずは涼しい場所へ移動
3.熱中症は予防が大切
4.小さい子どもや高齢者は屋内での熱中症にも注意
5.気象庁の「高温注意情報」や環境省の「暑さ指数」の情報などを参考に、熱中症への十分な対策を

1.熱中症の発症数が急増する7月は熱中症予防強化月間です!

政府では、平成25年から7月を「熱中症予防強化月間」と定めて気象情報、熱中症の予防法や応急処置などについて、より広くお知らせして注意を促すこととしています。熱中症は、毎年7月から8月に多く発生し、特に梅雨明けの蒸し暑く、急に暑くなる7月には、体が暑さに慣れていないため、例年熱中症による救急搬送者数や死亡者数が急増しています。

私たちの体は、血管を広げて外気に体内の熱を放射したり、汗をかいて蒸発させたりして体温の急激な上昇を防いでいます。しかし、気温が高いと体内の熱は放散されず、湿度が高いと汗は蒸発しません。

熱中症は、周りの温度に体が対応することができず、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温の調節機能がうまく働かないなどが原因で起こります。

日最高気温が30度を超えるあたりから熱中症による死亡が増え始め、その後気温が高くなるにしたがって死亡率が急激に上昇します。また、熱中症は、気温が高い場合だけでなく、湿度が高い場合や、風が弱い、日差しが強いなどの環境でも起こりやすくなります。近年、地球温暖化や大都市のヒートアイランド現象により、熱中症の危険性は高まってきています。特に、小さい子ども、高齢者、体調不良の人、肥満の人、ふだんから運動をしていない人などは熱中症になりやすいので注意が必要です。

熱中症の起こり方

資料:環境省『熱中症環境保健マニュアル』をもとに作成

2.熱中症の症状が現われたら、まずは涼しい場所へ移動

では、具体的に、熱中症になるとどのような症状が現れるのでしょうか。日本救急医学会(熱中症に関する委員会)では、熱中症の症状を、重症度によってI度からIII度までの三つに区分することを推奨しています。熱中症は急速に症状が進行し、重症化しますので、軽症の段階で早めに異常に気づき、応急処置をすることが重要です。

◆熱中症が疑われる人を見かけたときは

➡ すぐに風通しのいい日陰やクーラーなどが効いている室内など涼しい場所へ移す

➡ 衣服をゆるめたり、体に水をかけたり、またぬれタオルをあてて扇いだりするなどして、体から熱を放散させ冷やす

➡ 冷たい水を与え、たくさん汗をかいた場合は、スポーツドリンクや塩あめなどにより、塩分も補給する

➡ 自分の力で水分の摂取ができない場合や、意識障害が見られる場合は、症状が重くなっているため、すぐに病院に搬送する 

3.熱中症は予防が大切

熱中症は命にかかわる病気ですが、予防法を知っていれば防ぐことができます。熱中症を防ぐために、日常生活の中では、次のようなことに気をつけましょう。

(1)暑さを避ける
屋外では、日陰を選んで歩いたり、日傘をさしたり帽子をかぶったりしましょう。また、屋内での熱中症を防ぐため、扇風機やエアコンを適切(設定温度28度以下、湿度60%以下)に使ったり、すだれやカーテンで直射日光を防いだりして、暑さを避けましょう。

(2)服装を工夫する
汗を吸収してくれる吸水性に優れた素材の服や下着を着ましょう。また、えり元はなるべく緩めて、熱気や汗が出ていきやすいように通気しましょう。
太陽光の下では熱を吸収して熱くなる黒色型の衣類は避けましょう。

(3)こまめに水分を補給する
暑い日には、知らず知らずのうちに汗をかいているので、こまめに水分を補給することが大事です。たくさん汗をかいたときは、スポーツドリンクや塩あめなどで水分とともに塩分も補給しましょう。なお、アルコールは尿の量を増やし体内の水分を排出してしまうため、ビールなどで水分の補給はできません。

(4)急に暑くなる日に注意する
梅雨の合間に突然気温が上がった日など、体がまだ暑さに慣れていないときは暑い日に熱中症が起こりやすくなります。暑さには徐々に慣れるように工夫しましょう。

(5)暑さに備えた体づくりをする
日頃からウオーキングなどで、汗をかく習慣を身につけておくと、夏の暑さにも対抗しやすくなり、熱中症にもなりにくくなります。

(6)個人の条件を考慮する
熱中症の発生には、その日の体調が影響します。前の晩に深酒をしたり、朝食を抜いたりした状態で暑い環境に行くのは避けましょう。
風邪などで発熱している人や下痢などで脱水症状(※)の人、小さい子どもや高齢者、肥満の人、心肺機能や腎機能が低下している人などは熱中症を起こしやすいので、暑い場所での運動や作業を考慮する必要があります。
※脱水症状とは、発熱や下痢・おう吐、運動などによる激しい発汗などにより、体内の水分や塩分が大量に失われた状態のことです。脱水症状になると、頭痛やめまい、倦怠感などの症状が現れ、重症になると意識を失うこともあります。

(7)集団活動の場ではお互いに配慮する
集団で活動する場合には、お互いの配慮や注意も必要です。暑い場所での作業や運動は、こまめに休憩したり、一人一人当たりの作業時間を短くしたりしましょう。活動の後には、涼しい環境で安静にするなど、体温を効果的に下げるように工夫しましょう。

4.小さい子どもや高齢者は屋内での熱中症にも注意

熱中症は屋内でも起こります。小さい子どもや高齢者、病人がいる家庭では、冷房の使用を我慢しすぎないで、適切にエアコンを利用しましょう。
小さい子どもは、汗腺をはじめとした体温調節機能が十分に発達していないため、気温が皮膚温よりも高くなったときに、深部体温が上昇し、熱中症を起こしやすくなります。

また、気温が高い日などに散歩をする場合、身長が低い子どもは、地表面からの熱の影響を受けやすく、大人よりも熱中症になりやすいので、特別な注意が必要です。子どもの顔が赤かったり、ひどく汗をかいたりしているときには、深部体温がかなり上昇していると推察されますので、涼しい場所で十分に休ませましょう。子どもが熱中症にならないように、ふだんから、風通しのよい涼しい衣服を着せ、水をこまめに飲ませるようにしましょう。

高齢者は、暑さを感じにくい上に体温調節機能の大切な役割を果たしている発汗と血液循環が低下し、暑さに対する抵抗力も少なくなっています。また、のどの渇きを強く感じないため、水分不足になりがちで、気づかないうちに熱中症を起こしてしまう場合もあります。熱中症にならないために、のどが渇いていなくても、早め早めに水分補給をしましょう。

5.気象庁の「高温注意情報」や環境省の「暑さ指数」の情報などを参考に、熱中症への十分な対策を

熱中症の予防に役立ててもらうため、気象庁では、「高温注意情報」を発表しています。高温注意情報は、最高気温が概ね35度(※1)以上になることが予想される場合に、熱中症への注意を呼びかけるもので、前日夕方の午後5時頃、当日朝の午前5時から夕方午後5時頃までの間に発表されます。

また、年間を通じて、概ね30度(※2)以上になることが予想されたときには、「天気概況」でも熱中症への注意を呼びかけています。

高温注意情報などの熱中症への注意の呼びかけは、テレビやラジオの天気予報のほか、 気象庁ウェブサイトで知ることができます。気象庁ウェブサイトでは、高温注意情報が発表されていないときでも、翌日または当日の予想気温を毎日グラフで表示しています。

さらに、翌日または当日の最高・最低気温の分布の予想をきめ細かく地図に示した「最高・最低気温分布予想図」も提供されていますので、熱中症対策に役立ててください。

他にも、気象庁では、向こう1週間以内で高温が2日以上続くことが予想される場合には、数日前から「高温に関する気象情報」を、さらに、5日後~14日後までの7日間平均気温がかなり高いことが予想される場合には、「異常天候早期警戒情報」を発表します。これらの情報も活用し、暑さから身を守りましょう。

また、環境省では熱中症を未然に防止するため、 環境省熱中症予防情報サイトにおいて、熱中症へのかかりやすさを示す「暑さ指数(WBGT)」の情報提供を行っています。暑さ指数とは、気温だけでなく、湿度、日射などからの熱についても取り入れた指標で、労働環境や運動環境の指針としてISOなどで規格化されているものです。同サイトにおいては、全国約840地点において、当日、翌日、翌々日の3時間毎の暑さ指数の予報値及び現在の暑さ指数の値を情報提供しており、その値によって、「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」という5段階に分けることで、熱中症の注意喚起を行っています。これらの情報も活用し、暑さから身を守りましょう。さらに、同サイトの暑さ指数の情報を、民間のメール配信サービス(無料)でお知らせしていますのでご活用ください。

なお、熱中症は、必ずしも気温や暑さ指数が高い状態でなくても、湿度やスポーツなどによる体調変化、水分補給の状態、健康状態などによって発症することがあります。

高温注意情報が発表されていないときでも、 環境省「熱中症予防情報サイト」の中にある熱中症対策に関する情報などを参考にして、熱中症にならないよう日頃からの対策をしておきましょう。


編集(転載作業) チームコンシェルジュ
政府広報オンライン
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